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2019年 花葉サマーセミナー&交流会
東京オリンピック後の花・緑産業の未来を考える
~植物を介した健康、街づくり、人づくり~

主催:一般社団法人花葉会

 花の消費低迷と生産の失速… そんな言葉が囁かれて久しいが、今なお「いつになれば、消費は拡大するのか?」、「東京五輪の特需は?」 、「世界経済の減速と景気の先行き不安」…そんな空気が巷に渦巻いている。花葉サマーセミナーでは、30余年にわたり困難な時代を生き抜き、確実に売り上げと地位を築いてきたトップランナーたちに焦点を当ててきた。 では、2020年の東京五輪を終えた日本の花・緑産業に求められるものとは…? 超高齢社会、AI技術の革新などの社会情勢の変化にどう我々は立ち向かうのか? 企業の健康経営の推進、国民の健康寿命への期待が高まるなか、植物を通じた環境改善、健康増進の理解と浸透が大きな潜在マーケットになり得る時代が到来した。これらを顕在化させ、花と緑の需要を拡大させるにはどうするべきかを早急に考える時が来た。
 本年の花葉サマーセミナーは、「令和」を迎えた新時代を生き抜くために、「健康」、「街づくり」、「人づくり」の3つのキーワードのもと、東京五輪後の次代を見据えた花・緑産業の進むべき道を提案する。「文化なくして産業なし」の原点に立ち返り、その再興のために我々に必要なこととは? 「植物ビジネスにおける新たな戦略のヒント」を探り、今後の業界の進むべき方向を考える。これまでの常識や業界の殻を打ち破り、新しい時代の方向性と新たな需要開拓のヒントを感じ取ることができるセミナーとした。
皆様のご参加をお待ちしております。

6月28日(金) 9:30から受付開始

千葉大学環境健康フィールド科学センター シーズホール

〒277-0882 千葉県柏市柏の葉6-2-1

9:30~10:00受 付
10:00~10:15開会挨拶・講師紹介
花葉会会長・代表理事/千葉大学教授 三吉 一光
花葉会理事長・代表理事/FAJ取締役 長岡 求
10:15~12:00「花壇活動が人を街を変える ~自治体や地域住民が求める植物とは~」
花葉会理事・副会長/千葉大学環境健康フィールド科学センター 渡辺 均 教授
「住民参加型の花壇活動の推進」
東京都葛飾区環境部環境課 課長補佐(緑と花のまち推進係長) 早坂 幸一郎
質疑応答
12:00~13:00昼 食
13:00~14:50「植物のセラピー効果とその活用法」
千葉大学大学院園芸研究科 岩崎 寛 准教授
「都市緑化における花と緑の多様性と可能性」
登録ランドスケ-プア-キテクト(RLA)/(株)日比谷アメニス 景観環境二部主任 水野 妙子
質疑応答
14:50~15:05休 憩
15:05~16:55「緑化ビジネスの新潮流」~今、お客様が求められているキーワードとは?~
(株)パーク・コーポレーション parkERs ブランドマネージャー 梅澤 伸也
「屋内メンタルヘルスケア緑化における様々な可能性」LED照明、ハイドロカルチャーの可能性
花葉会幹部/(株)プラネット 代表取締役 大林 修一
質疑応答
16:55~17:10総括・閉会挨拶
花葉会副会長・理事/千葉大学 准教授 國分 尚
17:30~19:30懇親会
FARMERS TABLE柏の葉
〒277-0871 千葉県柏市若柴184-1 Tel:050-3313-2800

講師のプロフィール(講演順)

渡辺 均(わたなべ ひとし)
千葉大学環境健康フィールド科学センター 教授/千葉大学大学院園芸学研究科 兼任
  • 北海道室蘭市生まれ。博士(農学)
  • 千葉大学園芸学部卒業、北海道大学大学院農学研究科修士課程修了。
  • サントリー(株)に入社し花卉の育種に携わる。
    ペチュニア・カリブラコアなどの花卉類、薬用植物、機能性植物の遺伝資源の解析と評価、苗生産技術の開発、屋上緑化、新品種開発などの幅広い研究に取り組む。平成16年に学内に花卉・苗生産施設を立ち上げ、現在も年間数千万円を売り上げる。昨年、医学、薬学、農学の専門家を集め、一社)日本薬用機能性植物推進機構を立ち上げた。人々の健康に役立つすべての植物を「健康機能性植物」と定義付け、全国各地の生産者と連携して「健康機能性植物」の生産を開始した。また、地域における園芸活動の支援と普及にも努める。
  • 園芸学会会員、日本東洋医学会生薬原料委員会アドバイザー、日本生薬学会会員、全日本鍼灸学会会員、一社)日本ハンギングバスケット協会理事、一社)日本薬用機能性植物推進機構理事長、花葉会副会長理事・事務局長。

早坂 幸一郎(はやさか こういちろう)
東京都葛飾区環境部環境課 課長補佐(緑と花のまち推進係長)
  • 1963年生まれ
  • 1985年 専修大学 経済学部卒業
  • 花いっぱいのまちづくりについて
    葛飾区では、平成25年度から「花いっぱいのまちづくり」を基本計画の重要プロジェクトとして、区民・事業者などと協働で推進。
    公共の場で「地域コミュニティー」、「こどもの安全安心」、「高齢者の社会参加」、「環境美化」など、様々な目的の花壇活動は140か所を超え増え続けている。
    さらに産学官連携で、新たな花の展開手法、「どこでも水やりおまかせ型立体花壇」を開発。
    現在、様々な花の取組みにより、東京2020大会の機運を醸成する「花いっぱいでおもてなし」を展開。

岩崎 寛(いわさき ゆたか)
千葉大学大学院 園芸学研究科 緑地環境学コース 環境健康学領域 准教授/千葉大学大学院 看護学研究科 災害看護グローバルリーダー養成プログラム 兼任
  • 京都出身。岡山大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了、博士(農学)。
  • 兵庫県立淡路景観園芸学校の立ち上げに関わり、教員も兼務する。
  • 2006年から千葉大学園芸学部で勤務。2008年の改組時に環境健康学領域の立ち上げに関わり、以降、領域長として現在に至る。2013年からは看護学研究科災害看護プログラムの教員も兼務する。
    専門は緑地福祉学、環境健康学。人と植物とのより良い関係について、緑地や植物からの視点だけでなく、医学、看護学、心理学など様々な視点から研究を進めている。具体的には、園芸療法やアロマセラピー、森林療法など「緑の療法的効果」に関する研究と、それらを実践する場である病院など「医療福祉機関における緑のあり方」や地域住民の健康に寄与する「緑による地域ケア」に関する研究を行っている。
  • 園芸療法士(日本園芸療法学会認定)、気候療法士(ドイツ)、日本園芸療法学会 理事、日本緑化工学会 理事、(一社)日本ガーデンセラピー協会 理事など

水野 妙子(みずの たえこ)
登録ランドスケ-プア-キテクト(RLA)/株式会社 日比谷アメニス 景観環境二部主任
  • 都市緑化を中心に、様々な植物の特徴を生かしながら人間の五感や歴史を通じ、植物と人との良好な関係が継続できる景環の設計や管理・運営に従事している。近年においては、設計から施工・管理運営までト-タルに携わることで庭園の可能性を研究している。
  • 主な作品及び管理運営
    国立広島原爆死没者追悼平和祈念館
    東京都高齢者医療の複合施設(認知性のお年寄りのための病院と公園)
    有明癌研究会病院
    順天堂大学B棟植栽計画・管理業務・運営
    伊勢丹本店本館屋上庭園 「アイ・ガーデン」植栽計画・管理業務・運営
    西武池袋本店9階屋上「食と緑の空中庭園」 計画・管理・運営
  • その他
    SEGES(シージス・社会環境貢献評価システム)への提言や認定申請の業務に従事
    千葉大学園芸学部校内・お日様ガ-デンにて学生達に花壇作業の実務指導
    平成28年度~29年まで日本緑化センタ-主催・樹木と緑化の総合技術講座講師

梅澤 信也(うめさわ しんや)
株式会社パーク・コーポレーション/空間デザインブランド parkERs(パーカーズ) Brand Manager / co-founder
  • 1980年群馬県生まれ。(株)ソニーミュージック、楽天(株)を経て、ケニアのサバンナに触発され、国内外に100 店舗を展開する生花小売店の青山フラワーマーケットから2013年に派生した空間デザインブランド「parkERs(パーカーズ)」の設立メンバー。
    設立以来、増収増益を続け、5名で始まったスタッフは現在約60名。
    新卒採用では当事業部に国内外より1,000名を超えるエントリーがある。
  • 人と植物や自然要素の共存をした空間プロデュースを展開。
    「デザイン性」と「専門性」を融合させ、産業の垣根を超えたビジネスモデルに、科学的根拠やテクノロジーを取り入れた活動で海外からも注目を集めている。
    花屋が始めた空間デザインの新規事業が成長を続ける背景には何があるのか。世界的な緑化の潮流について消費者の声を交えながらビジネス最前線の今をお話します。
  • 組織の科学
    1.IBM社の協力を得て、産業心理学医200名と世界中のビッグデータから導きだされる5歳までに形成される個人の性格資質を分析し、プロジェクトづくり、組織づくりに応用している。
  • 緑化の科学
    2.エビデンスを基にデザインをする手法を確立。
    【COMOREBIZ(コモレビズ)】
    「緑視率」という視界に入る緑の量とバイタルの変化に注目し産官学にて社会実装。相関関係をアルゴリズム化し図面に落とし込む商品、健康経営ソリューションとして、企業オフィスづくりに提供を開始。そのほか、大手企業との共同研究や海外や官公庁からの視察も多く、〝人と緑のある日常〟を追究している。
  • テクノロジーの導入
    3.メンテナンスのオートメーション化、IoTによる屋内緑化のメンテナンスを実装。バイタルセンシングデータを掛け合わせる取り組みを実験中。

大林 修一(おおばやし しゅういち)
(株)プラネット 代表取締役/花葉会幹部/株式会社グリーンウインド 副社長(沖縄美ら島財団との合弁会社)/日本インドア・グリーン協会 副理事長/屋内緑化推進協議会 副会長
  • 1958年生まれ。愛知県豊橋市出身。施設園芸農家の4代目
  • 学生時代「栄養系繁殖植物の急速増殖法」の研究で2回育種学会で発表。その関連で植物組織培養を実家で始め、1985年つくば科学博覧会のバイオパビリオン“みどり館”で細胞から完成植物までの過程を展示紹介。室内で照明を使った植物栽培に目覚める。現在、植物工場事業に加え、壁面植物工場や屋内緑化におけるLED照明を使った花、ハーブ、野菜の緑花開発に取り組む。
    1986年ハイドロカルチャー(HC)栽培におけるコンピュータを使った無人管理温室を手掛け、2005年神戸ハーバーランドの商業施設の9階から12階の空中庭園をコンピュータを使ったHCで設計、施工を手掛ける。屋内緑化コンクール2018でHC緑化の2事例がそれぞれ長期間継続緑化として表彰を受ける。HCシステムを使った幅広い植物、緑化・栽培方法に取り組んでいる。
    HC農場及び緑化デポ拠点としては、愛知県豊橋市、埼玉県三郷市、沖縄県豊見城市に持つ。
    植物の効用に関する取組は、豊橋技術科学大学建築環境工学の松本博教授と15年ほど前より「植物による空気の質を変えることによる知的生産性の向上」のテーマで、12年ほど前より愛媛大学農学部の仁科広重教授と「グリーンアメニティ―」をテーマにした植物の効用価値の研究に関わってきている。
  • 著書
    「室内・ベランダのガーデニング」(講談社)
    「おしゃれなインドアグリーン」(主婦と生活社)
  • 共著
    「集客のショウガーデン」(講談社)
    「最新 農業技術 花卉vol.11」(農文協)

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